運営しているブログが500万円とかで売れたらめちゃめちゃ嬉しくないですか?
突然そんなオファーが来たらあなたならどうする?
ども、かずのり(@kazunori_opt)です。
月の営業利益が3万円のブログに3278万円の買取オファーが届きました!
どう考えても、ブログの利益と買取査定額に開きがありすぎやしませんか?
「ツナグM&A」って太っ腹やな〜w
折角頂いたオファーなので、前向きに検討してみよう!
その前に「ツナグM&A」ってどんな会社なの?
ちょっと気になったので調べてみました!
株式会社Candle 傘下 「ツナグM&A」
サイトのお問い合わせから送信されたメールに記載があったURLをタップすると、サイト売買に関する情報の入力画面に。
その画面のフッターメニューの運営会社情報を開くと、こんな感じで会社情報が出てましたw
ツナグM&Aの親会社は「株式会社Candle」
この会社は、 Youtubeのコスメコンテンツである「MimiTV」や女性向けサイトなどをメインに運営している会社みたいですね。
「Mimi TV」のチャンネル登録者数が約29万人となっており、これがキラーコンテンツとなってるのかな?
近年のサイトM&Aの波にのかって、別分野で事業拡大を狙っていると思われます。
サイト買取のオファーメール
サイトの買取についてのオファーメールは、サイトのお問い合わせから送信されていました。
僕のサイトから送信されたオファーの内容はこんな感じです。
差出人: 株式会社Candle 佐橋 優人 <info@tsunagu-ma.jp>
題名: [your-subject]メッセージ本文:
◯◯ご責任者様私、上場企業グループ会社、
M&A仲介サイトを提供しております、
株式会社Candle「ツナグM&A」担当の佐橋と申します。突然のご連絡となり大変失礼ではございますが、
貴サイトの買い取りのご相談をさせていただきたくご連絡いたしました。
今回、誠に勝手ながら、貴サイトを当社にて簡易査定させていただきましたところ、
暫定のサイト価値として「3278万円~5618万円」で買い手企業様が見つかる可能性があることが分かりました。 3分程度で簡単な情報を入力していただければ、以下のURLより
精度の高い無料査定を行うことができます。
https://tsunagu-ma.jp/assessments/new?from=mail4811 簡易査定の査定基準の詳細について、簡単ではありますが以下の通
りです。
・貴サイトのGoogle上位表示状況を独自の方法にて調査、集計させていただいたところ、月間約1,000,000トラフィッ ク前後の可能性が高いと推計された点。
・運営歴が十分に長く、Googleのアルゴリズム変動に伴う急激なトラフィック降下のリスクが少ない点。
※ 査定内容は独自の調査に基づいているため、実態とは異なる可能性がございます。また、売却金額は、買い手との協議・交渉により3 倍程度変動する可能性もございます。ご了承ください。 弊社サービス「ツナグM&A」は上場企業「日本M&Aセンター」
「ストライク」等、日本最大手の仲介会社数社と提携しており、
無料登録をしていただければ、複数の仲介会社の中で一番条件の良いオファーを貴社にお届けいたします。
登録後、売却自体の判断はもちろん貴社判断で行っていただけます。
また、入力いただいた情報等の機密情報は責任を持って管理させていただきます。 その他、何かご不明点やご要望などがございましたら、
お気軽にこちらのメールにご返信ください。何卒よろしくお願いいたします。
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ツナグM&A https://tsunagu-ma.jp/株式会社Candle
佐橋 優人(Yuto Sahashi)
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-12-16 ASIA BUILDING 7F
TEL 03-6277-5804
E-mail / info@tsunagu-ma.jp
+—————————–—————————–+
しょっぱなに上場企業のグループ会社という「肩書き」をアピール。
権威性をしっかりとアピールしていますw
全体的にはとてもいいセールスレターですが、数字の部分が現実離れ過ぎてます。
少し調べれば、現実的な数字を弾き出せそうなもんですが・・・。
PV数や予測収益なんて、ちょっと調べたらわかるもんですけどね。
この部分でちょっと残念な感じです。
買取るとは言ってない!
オファーメールをお読み頂ければわかるのですが、あくまでも提示の価格で買取りしてくれる企業が見つかるかもしれない。
と、言っているだけ。
要するに、自社が取り扱うM&A可能なサイトを増やしたい。
そのために売買登録させることが、このオファーの目的のようですね。
まだまだ、駆け出しのM&A会社ですから、とにかく数を集めるのが至上命題。
実際に、ツナグM&Aのサイト売買ページをみてみましたが、登録案件は14サイト。
売買が終了した案件は表示されず・・・。
これでは、何を信用していいのやらw
クローズド案件多数、売買登録サイトは3000以上と謳っているわりには、「?」なところが多いですね。
まあ、ツナグM&A以外の関連会社の分まで合わせればそれくらいのサイト取り扱い数があるのかもしれませんけどね。
ブログ・サイト運営者の反応は?
個人的な感覚だけで物事を判断すると、損することもあります。
何にごとも「思い込み」はよくありませんよねw
ツナグM&Aにはとんでもない仲介エージェントがいて、成約をバンバン取り付けてる可能性も・・・。
どれどれ、Twitterで私たち同業者の声を聞いてみましょう!
ツナグM&A?というところからサイトの売却しませんかってメール来たけど怪しそうなのでスルーしてみる
— K.A@WPブロガー (@hidari_ni_usetu) 2019年2月24日
ツナグM&Aって所から「あなたのサイトは数百万円で売れる可能性が!」って来たから調べてみたけど、立ち上げて間もないサービスの売却希望サイト増やしたいです。って感じっぽかった。
何度も言うように、借入分を即金なら今すぐにでも売るよ。#カットイン緑
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2019年1月17日
「あなたのサイトを買い取りたい」ってメールが
株式会社Candle「ツナグM&A」ってとこからきた。なんかすごいうさんくさく見えるんだけども、有名なとこなんだろうか。 pic.twitter.com/BqdjVdWjUn
— ひなた@DeadbyDaylightにハマる人 (@hinatanchi_tw) 2019年2月13日
サイトM&A企業としての知名度・認知度はまだまだのようですね。
普通に考えればm、めちゃくちゃ怪しいオファーですからね。
ただ、やり方は別として、会社の規模・信用があることは間違いなさそう。
株式会社Candle自体は若い経営陣ですが、その母体となる株式会社CROOZはジャスダックに上場している大企業。
市場を広げる為に、詐欺的まがいな行為に手を染めると考えにくいですね。
なので、戦略を持っての今回のオファーであると考えます。
ブランド力拡大が狙い
ビジネスを拡大していく上で、重要なことの一つにブランド力があります。
ブランド力を上げるには認知されなくては、始まりません。
サイトやブログに直接、買取りのオファーするメリット。
これは、サイトマさんでも同じようなことを書かれています。
- 市場ターゲットに直接オファーができる。
- 企業名+複合KWでの検索需要が見込める。
大きくこの2点でしょうか。
1についてはそのままですね。
ビジネスのターゲット層である、ブログやサイト運営者に直接オファーすることで、認知してもらえます。
2については、SEOの効果を狙っているのではないかと予測できます。
僕も「ツナグM&A」がどんな会社か知りませんでした。
なので、検索エンジンで「ツナグM&A」とググるわけです。
さらに詳しく知りたい場合は、「ツナグM&A ブログ売買」と言った複合キーワードも打ち込みます。
こうした検索をさせることで、Googleに「ツナグM&A」の表示順位を上げるSEO対策をしていると考えられます。
最終的には、「サイト売買」「ブログ売買」で上位表示を目指す戦略なんでしょうね。
参考 <br /> ツナグM&A「サイト買取のご相談」実例や対応方法の最新情報サイトマ売るべきか?売らないべきか?
会社のことはわかった。
じゃあ結局のところ、サイトやブログは売るべきなのか?売らないべきなのか?
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結論、
「ツナグM&Aのオファー金額では売れない」
これが答えです。
サイト売買の相場はサイトの営業利益12〜24ヶ月と言われています。
つまり、ツナグM&Aのオファー額はべら棒に高いわけですね。
僕に連絡があったサイトは偶然にも、他のサイト売買業者にM&Aの仲介をお願いしていました。
そちらでのサイト査定額が「40万円」 。
えっ?なんか超安くね〜?て、思いましたか?
そりゃそうですよ。
月間の営業利益が3万円程度のサイトなんですからw
▼初めてのM&Aについての記事がこちら▼

月間3万円の売り上げしかないサイトを3278万円で買う人がいますか?
そんなに美味しい話は世の中に転がってませんからw
サイト売買に「ツナグM&A」を利用するのはいいと思います。(個人の判断でお願いします)
ただ、売買が成立するのであれば、それ相応の金額になることは心得ておきましょう。
まとめ
「ツナグM&A」現段階では、売り上げ実績というよりは、認知拡大に重点を置いている。
そんな印象です。
実際に、ツナグM&Aのオファー額で売買が成立すれば、買い手以外には含み益出るので、美味しいことは間違いありません。
なので、売れたらラッキーくらいの気持ちでM&Aしてみるのもいいかもしれませんね。
ツナグM&Aのオファー額がサイト売買業界全体の買取額の底上げになれば、言うことありませんね。
その意味では、ツナグM&Aには頑張ってもらいたい!
都合のいい話ですが、そんな風に思っております!
最後までお読み頂きありがとうございました。